有機質肥料の連年施用実証
【目的】 土づくり(ボカシ堆肥)による土壌変化をみるために、3年間継続施用し土壌及び生育・収量・品質・食味の経過を調査実証展示する |
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内容 | |
実証展示担当者 | 原田藤四郎 鶴岡市関根 |
品種 | コシヒカリ |
調査項目及び方法 |
対照として既連年施用ほ場及び同一土壌型の慣行ほ場の土壌調査と、3年連続施用ほ場の経年変化を調査する。 (1)土壌調査 ・PH、作土深、硬度、3相分布等 (2)生育調査
・収量について担当者の報告を得る程度の展示を主体にした実証ほ場とする。 (4)品質調査 ・玄米サンプル200gの提供願い、品質形状及び粒形分布と千粒重を調査する。 |
イネミズゾウムシ耕種的防除
【目的】 有機栽培ほ場における有機栽培年数とイネミズゾウムシ発生状況についての把握をおこない、有機栽培ほ場での発生生態に適合した耕種的防除法についての検討をおこなう |
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内容 | |
実証展示担当者 | 菅原賢信 鶴岡市古郡 |
調査区の条件 |
(1)畦畔と水田内30cm程度間に畦畔シートを設置して、2条目以降水田内部への越冬成虫の侵入密度を 低減する方法。 (2)畦畔の焼土処理による密度低減対策 |
品種 | コシヒカリ |
調査項目及び方法 |
対照として既連年施用ほ場及び同一土壌型の慣行ほ場の土壌調査と、3年連続施用ほ場の経年変化を調査する。 (1)イネミズゾウムシ発生状況調査
?寄生幼虫、6月末に幼虫数、土まゆ数を水洗い法により調査(10条目) |
除草対策(水稲・枝豆)
【目的】 有機栽培の安定化には、水稲栽培期間中の雑草対策の確立が必須条件であり、そのためには機械除草等の好適使用と合わせ、土壌のトロトロ層形成による雑草抑制効果等を組合せた効果的な耕種的雑草防除対策が不可欠といえる。 ここでは、アイガモ除草法等各種の雑草抑制事例の調査展示をおこない、効果的な耕種的雑草防除法を明らかにする。 |
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内容 | ||||||||||||||||
実証展示担当者 |
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区の構成及び方法 |
(1)冬水たんぼによる雑草抑制除草法 (ア) 水稲収穫時から翌年の移植時期間で落水操作を入れないでほ場を湛水状態にした管理を行い、土壌のトロトロ層形成による雑草抑制に効果的な耕種的雑草防除とする。 (2)アイガモ除草法 (ア) ほ場の一部に50×50cmアイガモ侵入不可場所を3ヶ所設置して対照区とする。 (イ) 田植え後3週間に、ふ化後4週間のアイガモを10a当たり10羽放飼する。 (3)紙マルチ雑草除草法 (ア) 田植えと同時作業で紙マルチをする。 (4)カブトエビによる除草法 (ア) ほ場の一部を1.8×1.8mに30匹のカブトエビを入れて除草効果を確認する。 (5)チェーン走行による除草法 (ア) 田植え後2週間経過後にチェーンを引いて雑草の発生抑制と、土壌埋没による除草効果を確認する。 |
疎植栽培
【目的】 水稲栽培期間中における株間の通風良条件と、土壌中養分適正吸収等の好適バランスが不可欠といえる。 藤島地域の有機栽培実践者はこれまでも、地上部環境条件の良化と土壌養分の好適吸収の視点から、?当たり株数を慣行栽培より疎にする栽培様式の事例が多くある。 ここでは、坪当たり40株実践事例による病害虫発生抑制と安定生育および収量について検討する。 |
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内容 | |
実証展示担当者 | 鶴岡市箕升新田 みます元氣村 押井秀勝 |